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2007.02.28

明日から3月

気象庁の定義では12月から2月までが冬。明日からは3月で春ということになる。
東京ではこの冬は雪が降っておらず、気象庁の観測史上初めて雪を観測しない冬となる可能性が高くなっている。もちろん、過去、3月や4月に雪が降ったことは何度もあるので、可能性が全くないわけではないのだが。

ところで、雪が降っていないうちに2月14日に春一番が吹いてしまったので、「冬が来る前に春が来た」などと表現しているマスコミ報道が見られるが、これはおかしいと思う。北海道や東北・北陸などでは雪は冬の訪れを告げる使者だが、東京の冬といえば冬型の気圧配置で現れる乾燥した晴天がその象徴だろう。そのような天気は既に現れていた。既に冬は来ていたと判断するのが正しいと思う。その気圧配置が今年は長続きしなかったのが特徴だ。

もう一つ、この初雪が観測されていない原因をすぐに地球温暖化に結びつけるような風潮があるが、それはどうかと思う。今年の初雪が観測されていない大きな原因は暖冬だが、詳しく見ると東京の都市化による温暖化の要因が大きい。実は、1月20日の朝には、横浜、千葉、湘南では初雪を観測している。ということは、東京で初雪を観測していない直接的な原因は、東京大手町の気温が高いことにあり、これは都市の温暖化が主な原因と思われる。

地球温暖化対策は大事だが、冷静な議論をするべきだと思う。

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2007.02.25

ルスツから見る洞爺湖

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 ルスツスキー場のマウントイゾラの山頂から洞爺湖が見えます。写真の小さくとがった山は昭和新山、その左の大きな山は有珠山です。山頂付近は2000年噴火の影響で、まだ植物が生えていないため、真っ白に雪を抱いています。

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冬の羊蹄山

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 なかなか冬の間は山頂を見せない羊蹄山ですが、朝早くスキー場に行く途中に見事な姿を見せていました。
 下界は「光の春」の日差しですが、山頂付近は-15℃くらい。まだまだ真冬です。

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2007.02.14

吹雪

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 日本海で低気圧が発達し、関東地方より西の地方では「春一番」が吹きました。北海道では強い南風が吹き、道南では雨、道央、道東では雪になりました。春一番というのは、春の訪れを告げる気象現象ではありますが、春一番が吹いたあとには発達した低気圧の影響で、寒気が入って大荒れになるのが定番です。
 明日、明後日も低気圧に巻き込む雲とその後の冬方の気圧配置のために、北海道では大荒れの天気が続きそうです。

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2007.02.11

「夢のあるロボットづくり」

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 第2回ビズ・サイエンスカフェおたるに参加してきました。話題はタイトルのとおりロボット。ファシリテーターはCoSTEP本科生で小樽総合博物館学芸員の大鐘さん、ゲストは北海道職業能力開発大学校恩田さんです。でも、最大のゲストは恩田さんたちが実際に作っているロボットだったかもしれません。
4つのコーナーにロボットを置き、恩田さんの説明の後はロボットを動かしながら説明がありました。高校生はもちろん、小学生くらいの子供たちも楽しんで参加していました。

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壁を登るロボット
吸盤を使いながら吸盤の中の気圧を下げ、尺取虫のように進みます。

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二足歩行ロボット
右足と左足でバランスを取りながら、一歩一歩歩きます。

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トライアスロンロボット
複雑なコースをセンサーを駆使して自動的に進み標的を倒します。

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海中走行ロボット
海上のリモコンで上下左右に自由に動き、海底の写真を撮ります。

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2007.02.10

雪あかりの路

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 小樽「雪あかりの路」へ行ってきました。札幌雪祭りの日程に合わせているのが効を奏しているのか、すごい人手でした。写真は、北海道でも最も古くに敷設された、港への引込み線だった国鉄手宮線の跡地を使った、手宮線会場の様子。雪玉を使った間接照明のような灯りが綺麗です。照明の中には落ち葉や切り紙を使った手の込んだものも。
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2007.02.07

雪あられ

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 今日は雪です。午前9時過ぎころに発達した積乱雲が石狩湾から入ってきて、かなり強く降りました。対流活動が活発な証拠に、雪が六角結晶ではなく雪あられになっていました。おおよその直径は3~5ミリくらいですが、中には10ミリ程度の粒の大きなものも。一見すると、まるで偽物の発泡スチロールの粒の雪のようです。

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2007.02.06

正解は

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 気象台の若手職員が作っていた雪像は、気象庁マスコットキャラクターの「はれるん」冬季限定バージョンでした。今年の冬は、冬型の気圧配置が長続きせず、雪が降ったと思ったら、気温がグンと上がって雨が降るなど、雪像には厳しい環境です。この「はれるん」は最終日まで何とかもって欲しいものです。
 このほかの雪像の画像もご覧ください。

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