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2006.09.19

宮崎県で竜巻

 台風13号の接近時に宮崎県延岡市で発生した突風災害は、竜巻によるものと宮崎地方気象台が断定したようだ。ニュースでは、住民の方の映像も流され、竜巻であることは間違いない。宮崎地方気象台の判定では藤田スケールのF2相当ということだが、F3相当の被害状況である「汽車は転覆し、自動車が持ち上げられて飛ばされる」という状況も見られたことからすると、F2でもかなり上のほう(ひょっとしたらF3かも)と考えて良さそうだ。

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2006.09.16

嵐の前の・・・

20060916
 台風第13号が石垣島付近にあって、大きな被害を出しています。台風は東シナ海にあることもあって、湘南海岸はほとんどうねりはありません。空には、積雲、高積雲、巻雲と低・中・高層の雲が揃っていますが、悪天を想像させるものは何もありません。

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2006.09.09

お天気トレイン はれるんGO!

20060909
 今日は札幌管区気象台主催の市電を使ってのお天気教室「お天気トレイン はれるんGO!」の日。電車の中では「いなむらの火」を題材にした紙芝居とクイズ、車両基地では得意の雲を作る実験など。気象台庁舎が使えないための苦肉の策でしたが、なかなか好評のようです。

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2006.09.01

ブログを使った科学技術コミュニケーション

 この記事は、CoSTEP夏季集中演習で出された課題への解答です。

【自分がやってみたいと思う科学技術コミュニケーション】
 多人数によるネット上の科学出版

【そのためのブログの使い方】
 ブログの良い点は、まず作成が容易ということです。いわゆるWEBページを作るために必要なHTMLの知識は必要ありませんし、更新するためにFTPソフトも必要ありません。一般的なブラウザから更新することが可能なだけでなく、携帯電話からも書き込みが可能です。

 機能としては、検索性が高いことが長所として上げられるでしょう。過去記事をすぐに検索ができますし、キーワードを使った検索も容易です。また、項目による分類や掲載時期による分類が自動的になされるため、同様の項目を抜き出したり、ある時期の過去の記事だけを抜き出すことも容易です。トラックバックを使っていれば、外部記事を検索することも非常に容易にできます。

 また、従来のWEBページと大きく異なる点として、双方向性が高いと言う点が上げられます。コメントと言う形で質問を受けることもできますし、記者以外が記事を補足することも可能です。さらに非常に特異な機能として、関係する記事にトラックバックすることにより、記事そのものが他者へのコメントとなることができます。

 このようなブログの利点を活用した科学出版として、記事掲載を認められたメンバーによって科学ニュースを掲載するブログというものが考えられます。この記事にはコメントをつけることにより記事の内容を深めることもできますし、読者からの疑問があればそれに答えることもできます。トラックバック機能により、ニュースソースの提示も容易です。

 さらに、記事とは関係なく質問コーナーを設けることにより、読者からの素朴な疑問に答える紙面を作ることも容易です。解答はブログの記事を書く記者が書いても良いですし、記者が取材して書いても良いでしょう。

 一方、コメントができるという機能から、関係のないサイト(例えばアダルトサイト)からのコメントやトラックバックも可能ですし、匿名の書き込みによる非生産的な議論の吹っかけ(いわゆる「アラシ」)が発生する可能性もあります。

 これに対処するためには、まずは、削除する記事の基準を事前にきちんと決めて公開しておくことが大事です。また、削除する前にはその削除対照となるコメントを書いた人への説明を行うことも必要でしょう。

 このようなコミュニケーションは、実は10年以上前にネット上で実現された「パソコン通信」の世界で一部が実施されています(いました)。ドッグイヤーと言われる現代で、その「いにしえ」の世界を現代に合わせて復元できれば面白いと考えています。

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