強い寒気
昨日(1月30日)に低気圧が日本の東に抜けた後、強い寒気が入ってきました。今日の朝9時のつくばの上空500hPa(高度約5340m)の気温は既に-32.5℃。1日の夜から2日にかけては-39℃近くまで下がる予想になっています。北海道でもここまで下がると大雪になりますから、北陸や山陰ではなおのこと、九州や四国でも雪が積もる予想になっています。
交通機関に影響が出る可能性が高いので、要注意。
昨日(1月30日)に低気圧が日本の東に抜けた後、強い寒気が入ってきました。今日の朝9時のつくばの上空500hPa(高度約5340m)の気温は既に-32.5℃。1日の夜から2日にかけては-39℃近くまで下がる予想になっています。北海道でもここまで下がると大雪になりますから、北陸や山陰ではなおのこと、九州や四国でも雪が積もる予想になっています。
交通機関に影響が出る可能性が高いので、要注意。
スキーの帰りに山梨市の笛吹川フルーツ公園の上にある「ほったらかし温泉」へ行ってきました。富士山を遠くに望み甲府盆地を見下ろす絶景の露天風呂です。
十分にほったらかされて満足して帰ってきました。
以前このブログでもお知らせしたとおり、(財)日本気象協会では気象に関する論文を募集していたが、今日結果が発表された。
何人か、見覚えのある名前が・・・
まだ全ての論文を読んでいないが、優秀賞を受賞された沖縄県立普天間高校の永井先生の実践は面白い。地学履修者が少なくなる中で、地学選択者以外の生徒にも気象情報に頻繁に触れさせ、気象に興味を持たせる方法として、小・中学校でも使える方法ではないだろうか。
他の学校にも広がることを期待したい。
国連防災会議に併せて開催されたいくつかのフォーラムに参加して聞いた言葉で印象に残ったものを列挙してみます。
○防災活動を実施するに当たって、役割分担に既存の組織(社協、自治会、学校)を利用するとうまくいった。
○普段は、お祭りなどの行事において各組織間のつながりを強めている。
○中学生にも救急救命士の資格を取らせている。
○小学校の防災訓練において、高校生や中学生と共同で行っている。
○参観日に避難訓練を行い父母が子供を引き取って帰る実践的なものにしている。
○災害時、学校の機能が停止するがこれを一日でも早く復旧するために、被災地以外の先生のボランティアが有効である。
○避難場所となる学校と地域とが結びついて防災対策を行う必要がある。
○自主防災組織が避難所となる学校の鍵を持っている必要がある。
○中学生くらいにまで成長すると、防災においてはかなり活動することができる。
○学校も被災する。電気、水、ガスの確保とともに、耐震診断が不可欠。
○災害が起きて初めてメンタルケアの大切さが分かる。
○災害後のトラウマが残るのがPTSDではなく、ストレスが累積して起こる障害である。
○避難所運営は教師が行うが、1週間で終わらせるようにしたい。
○子供達の不安をあおるのではなく安心感を高めるのが防災教育である。
○発災時の広報で大事なこと 窓口の一元化、インターネットおよびCATVの活用
○阪神・淡路大震災と比較した中越地震の教訓
・道路がまさにライフライン
・市町村が対応できないときは県が対応
・複合商業施設が被災すると地域全体に対する物資供給が途絶える
○被災証明書を迅速に発行する事が大事
○フローの情報(被害情報)とストックの情報(過去の経験)の両方が大切
○情報を出しっぱなしにせず、ちゃんと届けられたかを見届けることが必要
○情報の標準化(共通の言葉を使う)が必要
○被害予測システムは有効だがシステムの信頼性をあげる必要がある。
○避難基準を明確にしておく必要がある。
○気象庁などから発表されるデータは多すぎて人間の処理能力を超えている。
○専門化の助言は有効である。
○市町村長が防災についての認識を高めるしくみが必要。
○防災資源と福祉資源をドッキングする必要がある。
○カリフォルニアでは、市、郡、州のオペレーションセンターに専門化が集まってきて協力できるようになっている。
○避難勧告などの空振りが許される社会作りが必要。
○マスメディアが空振りをバッシングするのは問題である。
○避難が空振りに終わるかもしれないけれど集まるような仕組み(集まってお楽しみ会をやるとか)があると良い
国際展示場前で行われた瓦礫の中から被災者を救い出す訓練。神戸市消防局、警視庁、海上保安庁などの混成チームだそうな。白いヘルメットは救命医。
彼等のような人達の迅速な派遣は、震災が産んだ成果の一つと言えるだろう。
阪神・淡路大震災を後世に語り継ぐための施設として創られたセンター。震災直後に国土庁防災局から、予算だったか寄附だったか忘れたが、使い道について照会があった際にこのような施設を提案したが、果たしてあれが実現したものなのか・・・
写真手前が防災未来館、後ろが人未来館。防災未来館では生々しい映像と展示の数々が心に突き刺さります。人未来館で癒してからでないと帰れません。
神戸に来ています。写真は総合フォーラムの会場のあるポートピアホテル。政府機関の全体会合が開かれるのもこのホテルです。今日の総合フォーラムの午後のテーマは自主防災組織の活動と防災教育。兵庫県の教育委員会はすごく進んでいます。
環境省が花粉観測システム(愛称:はなこさん)をWEB上で公開している。これを見る限りでは、既に花粉は飛んでいて、日中の風の強い時間帯のほうが沢山飛んでいることが良く分かる。
そろそろ、耳鼻科に行って来なくては。
次期気象衛星の打ち上げは2月24日に決まったようだ。
これでなんとか、今年の台風シーズンには間に合いそう。なんとか打ち上げと静止軌道への制御に成功して欲しいものだ。
どうでもいいけど・・・仏滅だなぁ(^^;
今日は1月17日。
毎日のように職場に泊まり、職場のソファに座って朝の連続テレビ小雪のテーマソング(松任谷由美の「春よ」)を聞いていたのを思い出す。あれから10年・・・ボランティアの活躍と自治体の協力体制については目を見張るものがあると思うが、国の被災者支援はどうなんだろう?
まずは生き残ること、そのためには家と家具の下敷きにならない対策が必要だ。
昨日日本時間の21時に台風第1号が発生した。
「早くも第1号!?」と驚く人もいるかもしれないが、台風が生まれる海域の海面水温が最も低くなるのは2月から3月にかけてなので、海面水温の1年から考えるとこれはまだ昨シーズンの台風ということになる。
太陽高度が最も低くなるのが12月下旬の冬至、気温が最も低くなるのが1月下旬、そして海面水温が最も低くなるのが3月。人が決めた暦とは関係無く生ずるこのずれがいろいろな気象現象を生むのである。
内閣府が日本国内9ヵ所のモデル地域の防災マップを公表した。湘南では茅ヶ崎市がモデル地域に選ばれており、茅ヶ崎市全域の揺れやすさと地域の危険度のマップが掲載されている。
これを見ると、相模川に沿った地域と、高台の地域(甘沼や芹沢)が揺れやすく危険度も高く、その他はそれほど大きな震度にならないようだ。
ただ、直下型地震の想定がマグニチュード6.9なので、つい先日発表された、国府津-松田断層が動いたときの想定されるマグニチュード7.5の地震が発生すればもっと揺れることを覚悟しておく必要があるだろう。
さて、茅ヶ崎市の防災計画はどのように修正されるのだろう。
ヨーロッパ北部では暴風雨、アメリカ西海岸のカリフォルニア州では大雨で大きな被害が出ているそうである。
「北半球天気図(11日12UTC)を見ると、ちょうどイギリスの西とアメリカ西海岸にするどい気圧の谷があり、この前面で低気圧が発達したようだ。
わが日本付近を見ると、日本付近も大きな気圧の谷の中に入っている。ここ数日、日本付近では冬型の気圧配置が続き、強い寒気が南下しつづけているが、北極付近にたまった寒気が、日本、アメリカ、ヨーロッパに向かって同時期に放出されているということになる。
今年も異常気象の一年になるのだろうか。
札幌の薄野交差点です。吹雪いています。
今朝9時、札幌の上空500hPa(約5100m)には、マイナス42.1℃のこの冬一番の強い寒気が入ってます。北海道の日本海側では、大雪と吹雪で通行止めとなった高速道路も出ています
インド洋大津波で大きな被害を受けたタイやインドネシアなどで津波警報システムを整備する動きが出ている。それはもちろん良いことなのだが、これで津波対策が万全だなどとは決して思ってほしくない。
今回のような大津波が、再び来るまでにはまたかなりの年月がかかるかもしれない(もちろん、数年後に来るかもしれないが)。そんなときに、今回の経験が風化していないことが大事だ。今回もインドネシアのある島では、100年近くも前の津波の経験が生きていて、犠牲者が極端に少ないという。一方、日本でも津波警報が発表されても避難しない人達が沢山いる。これは、津波警報には外れることもあるからだろう。大きな災害の直後には過剰なほど反応しても、時間がたつとそれが風化してくる。さらには警報がはずれたことをバッシングする風潮も生まれてくるだろう(日本では比較的これは弱いと思う)。警報ははずれることもあるが、それを良しとして避難することを厭わない文化を作ることが大切だと思う。
また、津波警報がほったらかしというのは論外にしても、迅速な伝達という事に関しては、通信インフラを整え報道機関の協力を得る必要があり、言語が異なる観光客への周知を図る必要もあるなど課題は多いはずである。
国連防災世界会議では、ぜひともそのあたりも話し合ってほしいものだ。
今日も良い天気です。写真は箱根駅伝コースの国道134号線です。海沿いの松林の中を走るので、コースを走る選手からは海が見えませんが、砂浜のすぐ横です。
今朝は放射冷却で冷え込みましたが、寒冷前線の通過前で暖気が入り気温がぐんぐん上がっています。西~南西の風も強まりそうです。はたしてこれが選手たちにどんな影響を与えるのでしょう。
正月の湘南の風物詩、箱根駅伝。撮影場所は戸塚~平塚間を走る3区。海沿いの国道134号線に出る浜須賀交差点の直前です。大会車両を提供しているホンダのディーラーが、コーヒーや甘酒をサービスしていました。
今年の往路は東海大学が史上初めてトップを取りました。
あけまして、おめでとうございます
このブログ2回目の正月、HPは7回目の正月を迎えました。雲が多く、初日の出が見られるか心配しましたが、雲の切れ間から明るい太陽が姿を見せました。
昨年は、大雨、猛暑、台風、火山、地震、津波と数多くの天災と異常気象が発生し、残念ながら数多くの方が犠牲になりました。防災情報にもできることとできないことがありますが、今年は有効に活用され、異常気象が発生しても犠牲となる方が少なくなることを願いたいと思います。
太陽が昇った後、振り返ると紅色に染まった見事な富士山が見られました。
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